幾世村(読み)いくよむら

日本歴史地名大系 「幾世村」の解説

幾世村
いくよむら

[現在地名]海上町幾世

まつ村の西にある。椿つばき海干拓により成立した椿新田一八ヵ村の一つ。元禄八年(一六九五)の検地以前は松ヶ谷村下とよばれていた。同検地により田一二五町余・畑四町余が打出された(椿新田開墾事略)。同一三年頃の下総国各村級分に村名がみえ、高一千四〇一石余で幕府領。正徳三年(一七一三)の椿新田拾八ヶ村写(蜂谷家文書)によれば、田一二五町三反余のうち上田五町三反余・中田九町二反余・下田三二町余・下々田七四一反余・悪地下々田四町五反余、畑七町一反余、本百姓一五・水呑一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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