底入(読み)そこいれ

精選版 日本国語大辞典 「底入」の意味・読み・例文・類語

そこ‐いれ【底入】

〘名〙
① 底の部分をこしらえること。底を作ること。また、その人。
浮世草子・好色一代男(1682)二「何れも北あかりのきり窓よりのぞけば、とをしの底入(ソコイレ)、引臼の目きり、其隣ははちひらき」
② ものごとの基本をしっかり押さえること。
※雑話筆記(1719‐61)「つらつら学術のことを存じ候に、とかく底入なく、実に無之候」
③ 取引相場で、相場が下がりきって、最低値に達すること。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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