引き登る(読み)ひきのぼる

精選版 日本国語大辞典 「引き登る」の意味・読み・例文・類語

ひき‐のぼ・る【引登】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 引いてのぼる。引いてさかのぼる。
    1. [初出の実例]「おしてる 難波の崎に 引登(ひきのぼる) あけのそほ舟」(出典万葉集(8C後)一三・三三〇〇)
  3. 引いて都へのぼる。
    1. [初出の実例]「しうのため引のほれどもきにあはで使の首をきりはらの駒」(出典:狂歌・雄長老狂歌集(1589))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android