弱目に祟り目(読み)よわりめにたたりめ

精選版 日本国語大辞典 「弱目に祟り目」の意味・読み・例文・類語

よわりめ【弱目】 に=祟(たた)り目(め)[=祟(たた)り]

  1. 弱った時に重ねて不運にあうこと。不運の上に不運が重なること。泣き面に蜂。弱い所に風当たる。
    1. [初出の実例]「衰(ヨワリ)めに、祟(タタリ)とやらん」(出典読本・占夢南柯後記(1812)五)
    2. 「ここが人の弱(ヨワ)り目(メ)に祟(タタ)り目(メ)といふ所だ、年廻りが悪いから床に就いたら起きられめえと」(出典:歌舞伎・怪談月笠森(笠森お仙)(1865)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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