改訂新版 世界大百科事典 「張璪」の意味・わかりやすい解説
張璪 (ちょうそう)
Zhāng Zǎo
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…樹木は人物・山水・花鳥画の重要な構成要素であり,古来多くの画法が発明された。唐の韋偃(いえん)は竜をかたどった松,張璪は孤高におごる松,宋の李成・郭熙は君子を象徴すると同時に奇怪な寒林,米友仁は無根樹,馬遠は車輪蝴蝶の松,元の倪瓚(げいさん)はまばらな蕭散とした雑樹をかいた。また根,幹,枝,葉の各部も多様に分かれ,根は露根,枝は鹿角,蟹爪,葉は点葉,夾葉などの画法があった。…
…中世絵画にあっては人物画が主題の中心を占め,山水画が独立して描かれることはまれで,山水や樹石は人物画の背景として図式的・装飾的に描かれるのが普通であった。山水画が写実的になったのは盛唐になってからで,張彦遠は呉道玄や李思訓・李昭道父子によってそのような変革が達成されたというが,さらにすすんだ山水画が,破墨を用いる張璪や王維,潑墨を用いる王黙らによって描かれた。 潑墨とは墨をはねちらすこと,破墨とはおそらく画面の素地を塗り残して外暈(そとぐま)で山や雲を描くことではないかと思われるが,このような技法は公衆の面前で制作過程を誇示するため,はだぬぎになり酒をあおって手足や頭髪に墨をつけ,それを踊歌しつつ画面にぬりたくるといった奇矯なやり方で発揮されることもあったらしく,張彦遠は王黙について風顚酒狂といっている。…
※「張璪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新