精選版 日本国語大辞典「禿筆」の解説
とく‐ひつ【禿筆】
〘名〙
② 転じて、自分の文章や文字を謙遜していう語。
※釈氏往来(12C後)六月日「感荷之至、禿筆難レ彰。委細期二参啓之次一」
ちび‐ふで【禿筆】
※風流仏(1889)〈幸田露伴〉一「大江山退治の際一泊と禿筆(チビフデ)の跡」
かぶろ‐ふで【禿筆】
〘名〙 穂先のすりきれた筆。ちびふで。とくひつ。かむろふで。
※俳諧・功用群鑑(1681頃)地「試るに命毛ながしかふろ筆〈桐陰〉」
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