デジタル大辞泉 「頂点」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐てん〔チヤウ‐〕【頂点】 1㋐いちばん高い所。いただき。てっぺん。「山の頂点」㋑その世界で最高の地位。また、その人。「画壇の頂点に立つ巨匠」2 物事のいちばん盛んな状態。絶頂。「人気の頂点」「期待が頂点に達する」3 角をつくる二直線の交点。多面体の三つ以上の面の交わる点。円錐の母線が集まる点。放物線とその対称軸との交点。[類語](2)頂上・絶頂・最高潮・クライマックス・山場・山・峠・ピーク 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「頂点」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐てんチャウ‥【頂点】 〘 名詞 〙① 山や波などの、いちばん高いところ。いただき。てっぺん。[初出の実例]「遂に高岡の上に回り出づ、此は苑中の頂点なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)② 物事の絶頂。いちばんさかんなとき。極所。クライマックス。また、最高位。[初出の実例]「此逆上の頂点に達した時に下の事件が起ったのである」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)③ 角を作る二直線の交わる点。多角形の隣り合う二辺の交点。多面体の三つ以上の面の交わる点。錐体や錐面の各母線が交わる点。放物線の軸と放物線との交点。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頂点」の意味・わかりやすい解説 頂点ちょうてんvertex 数学用語。次のような場合にいう。 (1) 角 AOCのOを角の頂点。 (2) 多角形の相隣合う2辺のつくる角の頂点。 (3) 曲線上で曲率が極大または極小になる点を曲線の頂点。 (4) 放物線とその主軸との交点を放物線の頂点。 (5) 楕円が標準方程式で表わされているとき,その長軸および短軸の両端にくる4点を楕円の頂点。 (6) 双曲線が標準方程式で表わされているとき,x 軸と曲線との2つの交点を双曲線の頂点。 (7) 錐面のすべての母線が通る一つの定点を錐面の頂点。 (8) 角錐の側面である各三角形の共通な頂点を角錐の頂点。 (9) 円錐の底面上にない軸の端点を円錐の頂点。 (10) 多面角をつくるすべての角が共有する一つの定点を多面角の頂点。 (11) 多面体をつくる平面多角形の頂点を多面体の頂点。 (12) グラフでそれを構成する点の別名。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by