弾初(読み)ひきぞめ

精選版 日本国語大辞典 「弾初」の意味・読み・例文・類語

ひき‐ぞめ【弾初】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新年にはじめて楽器を弾くこと。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「弾そめやこころのかぎりつくし琴〈万年子〉」(出典:俳諧・桜川(1674)春一)
  3. 新しい楽器をはじめて弾くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弾初の言及

【歳旦物】より

…邦楽で,年頭に演奏されるために作られた曲目。狭義には,河東(かとう)節,一中(いつちゆう)節,常磐津(ときわづ),清元などの浄瑠璃で,年頭に一門が集まって演奏する弾初(ひきぞめ)に発表された新曲で,鶴亀,門松など,年頭の祝いや長寿をあらわす内容の短い曲が多い。歳旦浄瑠璃ともいう。…

※「弾初」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む