当散(読み)あたりちらす

精選版 日本国語大辞典 「当散」の意味・読み・例文・類語

あたり‐ちら・す【当散】

〘自サ五(四)〙 心中に不満や不快がある時、まわりの人や物にむやみに怒りをふりまく。八つ当たりをする。
人情本・春色恵の花(1836)初「何か心にさはりしやら、あたりちらして此糸を、側へ引きよせはなさばこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android