後懐(読み)アトフトコロ

デジタル大辞泉 「後懐」の意味・読み・例文・類語

あと‐ふところ【後懐/跡懐】

実の親にかわって、養い親が子を大切に育てること。
「―でほし立てて、心の底までよくよく知って候」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「後懐」の意味・読み・例文・類語

あと‐ふところ【後懐・跡懐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 親の亡きあと、その子をふところに抱いて育てるの意で ) 養い親が実子同様に育てること。また、養い親の手もと。
    1. [初出の実例]「聊(いささ)かゆかり候ふあひだ、跡ふところで生(おほ)したてて」(出典平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む