後矢(読み)うしろや

精選版 日本国語大辞典 「後矢」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐や【後矢】

  1. 〘 名詞 〙 ひそかに敵と通じて味方をその後方から射ること。また、その矢。
    1. [初出の実例]「馬の足ききよい所で候へば、いそぎわたさせ給へ。うしろ矢は射てまゐらせん」(出典:平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android