御奉射(読み)おびしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「御奉射」の意味・わかりやすい解説

御奉射
おびしゃ

馬に乗って弓を射る騎射流鏑馬(やぶさめ))の行事に対して、徒歩(かち)弓の行事を歩射(ぶしゃ)という。奉射や備射は当て字である。西日本に比較的多く行われ、的射(まとい)、百手(ももて)、弓祈祷(ゆみぎとう)などという。神社の境内や当屋(とうや)(祭り当番)の庭などに的を設ける。的には鬼の文字を書いたり、逆に書いたりする。弓術に結び付いたものもあり、氏子が幾組かに分かれて技術を競うものもある。ごく近距離から子供に射させるものもある。勝ち負けでその年の豊凶を占うので、正月前後の行事としているものが多い。千葉県を中心とした一帯では、オビシャ、オブシャと称していても弓を射ることを伴わず、日待ちやおこもりの形をとっている。

[井之口章次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む