御尤(読み)ごもっとも

精選版 日本国語大辞典 「御尤」の意味・読み・例文・類語

ご‐もっとも【御尤】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 相手を敬って、その言い分が理にかなっていることを表わす語。その通りであるさま。御道理。
    1. [初出の実例]「ぶほうこうにござった程に御尤でござる」(出典:虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初))
    2. 「御尤(ゴモットモ)だ。御尤(ゴモットモ)な事ばかり云ふ男だ」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android