デジタル大辞泉 「御格子参る」の意味・読み・例文・類語 御格子みこうし参まい・る 高貴な人の部屋の格子をあげる。または、おろす。「雪のいと高う降りたるを、例ならず、―・りて(=オオロシシタママデ)」〈枕・二九九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御格子参る」の意味・読み・例文・類語 みこうし【御格子】 参(まい)る ( 「参る」は、ある事に奉仕する、してさしあげるの意で、格子を上げる場合にも下げる場合にもいう )① 格子を上げてさしあげる。[初出の実例]「なほ伏したれば、みかうしもまゐらず」(出典:枕草子(10C終)一八四)② 格子をおろしてさしあげる。また、おろしたままにしておく。[初出の実例]「雪のいと高う降りたるを、例ならずみかうしまゐりて」(出典:枕草子(10C終)二九九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例