デジタル大辞泉 「部屋」の意味・読み・例文・類語 へ‐や【部屋】 1 家の中をいくつかに仕切ったそれぞれの空間。座敷。室。間ま。「子供の部屋」2 ホテル・アパートなどで、宿泊したり生活したりするための一区画。「この宿でいちばん高い部屋」「一部屋予約する」3 「相撲部屋すもうべや」の略。4 江戸時代、諸大名の江戸屋敷で、中間ちゅうげん・小者こものなどの詰め所。5 殿中で、宮仕えの女の居間。局つぼね。[下接語](べや)相部屋・空き部屋・行灯あんどん部屋・牛部屋・大部屋・男部屋・女部屋・監獄部屋・子供部屋・小部屋・御用部屋・書生部屋・女中部屋・相撲部屋・鮹たこ部屋・供部屋・寝部屋・用部屋[類語]室・間ま・ルーム 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「部屋」の意味・読み・例文・類語 へ‐や【部屋】 〘 名詞 〙① 家の内で、一定の人の用にあてる室。曹司。[初出の実例]「くさむらの蛍を集め、冬は雪をつどへて、へやにつどへたること、年かさなりぬ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)② 座敷。間(ま)。[初出の実例]「ほたゆる牛を人に借らるる〈芭蕉〉 台所の続に部屋の口明て〈素牛〉」(出典:俳諧・ゆずり物(1695))③ 殿中で、宮仕えの女の居間。局(つぼね)。長局。④ 室町中期以降、将軍の一族の者が将軍の寝所の宿直をするためにつめている室。⑤ 妾(めかけ)となって室を賜わった召使。⑥ 物を入れる所。物置。[初出の実例]「くるる戸の廂ふたまあるへやの、酢・酒・魚など、まさなくしたるへやの、ただたたみひとひらくちのもとにうちしきて」(出典:落窪物語(10C後)一)⑦ 近世、諸大名の屋敷で、小者(こもの)、人足などの詰所。⑧ 近世、品川などの岡場所で、遊女屋の主人と家族のいる所。また、遊女屋の主人をいう。[初出の実例]「こんな事をすりゃア、おはりより直に、部屋へ云っ付るに」(出典:洒落本・多佳余宇辞(1780))⑨ 「すもうべや(相撲部屋)」の略。[初出の実例]「藤島の部屋(ヘヤ)のものが」(出典:歌舞伎・神明恵和合取組(め組の喧嘩)(1890)四幕)⑩ あちこちにぽつんと建っている小屋。[初出の実例]「夏山や木陰木陰の江湖部屋〈蕪葉〉」(出典:俳諧・曠野(1689)八)⑪ ⇒おへや(御部屋)⑫ 旅館やホテル、アパートなどで、宿泊や生活するための一区画。[初出の実例]「部屋(ヘヤ)の鍵を請取り」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「部屋」の意味・わかりやすい解説 部屋へや 栃木県南部,栃木市南部の旧村域。1889年部屋村として成立。1955年藤岡町,赤麻村,三鴨村と合体して藤岡町となり,2010年栃木市,大平町,都賀町と合体して栃木市となった。利根川の支流巴波川に沿う低湿地に位置し,地区の多くは自然堤防上にある。河岸に堤防はあるが,大雨のときには河川がしばしば氾濫するため,いまも湿田が残る。かつては対岸の新波(にっぱ)とともに巴波川水運の中継・積み替え河岸として栄えた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by