御誂(読み)おあつらえ

精選版 日本国語大辞典 「御誂」の意味・読み・例文・類語

お‐あつらえ ‥あつらへ【御誂】

〘名〙 (「お」は接頭語)
① 注文して作らせること。また、作らせるもの。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第一〇「綸旨をうけて此度の雲 夫月は御誂の鏡とぎ」
② 希望どおりであること。また、そのもの。
黄表紙・金々先生造化夢(1794)「のちは〈略〉ほんまのゑいくゎの身となりけるぞ。おあつらへとびきりのめでたしめでたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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