御贄(読み)おんべ

精選版 日本国語大辞典 「御贄」の意味・読み・例文・類語

おんべ【御贄】

  1. 〘 名詞 〙 「おおにえ(大贄)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「氷様腹赤御贄(オンベ)」(出典北山抄(1012‐21頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御贄の言及

【贄】より

…繊維品を中心とした貢献物)とともに重要な諸国からの貢納物となった。これは律令制に移行して一部は調,調雑物,副物などに組み込まれたが,藤原宮跡,平城宮跡などから出土した木簡の付け札にみられるように,贄(大贄,御贄)としても前述の性格を内包しながら残存していた。令制下では,品部として大膳職(のち内膳司)に属した雑供戸(贄戸ともいい,江人,鵜飼,網引など)や海部(あまべ)などが貢納するもの,諸国から国,郡,里(郷)単位を中心として貢納するものなど,多様な形態で貢納された。…

※「御贄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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