御門前西町
ごもんぜんにしちよう
[現在地名]金沢市下松原町・尾山町
御門前松原町の北東に続き、北東へ延びて十間町の通りと交わり、さらに青草河岸に続く。内総構堀沿いの片側町で、南東は堀を挟んで城地、北西は上・下の堤町。もと西町の一部であったが、城内の東照宮別当寺神護寺建立により、寛永二〇年(一六四三)門前にあたる当地が松原町とともに御門前町と称された。御門前町は青草河岸も含み、安江町の通りと交わって堀片原町に続いていたが、文政六年(一八二三)青草河岸の町立てに伴って、当町は松原御門から十間町石橋(十間町橋とも)までとなり、御門前松原町と当町に分れた(「又新斎日録」加賀藩史料)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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