コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

門前 もんぜん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

門前
もんぜん

石川県北部,輪島市西部の旧町域。能登半島北西端にある。 1930年町制。 1954年黒島村,諸岡村,七浦村,浦上村,本郷村の5村と合体。 1955年剣地村を編入。 2006年輪島市と合体。中心地区の前は古くは寺町,寺口とも称し,元亨1 (1321) 年に開かれた曹洞宗大本山総持寺門前町として発展。総持寺は 1898年火災で焼失し,横浜市へ本山が移ったが,総持寺祖院として盛時の面影を伝える。米中心の農業と沿岸漁業が行なわれる。また織物,電機の小工場が立地。古くからの行事が残り,「奥能登のあえのこと」 (→あえのこと ) 「能登のアマメハギ」は国の重要無形民俗文化財猿山岬皆月外浦の景勝地で,能登半島国定公園に含まれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

もん‐ぜん【門前】

門の前。門のあたり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

門前
もんぜん

石川県能登(のと)半島中北部、鳳至(ふげし)郡にあった旧町名(門前町(まち))。現在は輪島(わじま)市の南西部を占める地域。日本海に臨む。1930年(昭和5)櫛比(くしひ)村が町制施行して門前町となる。1954年(昭和29)黒島(くろしま)、諸岡(もろおか)、七浦(しつら)、浦上(うらかみ)、本郷(ほんごう)の5村と合併、1956年剣地(つるぎじ)村を編入。2005年(平成17)鳳至郡と珠洲(すず)郡の統合により、鳳珠(ほうす)郡に属したが、2006年輪島市に合併した。地名は総持寺(そうじじ)の門前町による。国道249号が通じる。中世総持寺が開かれ、曹洞(そうとう)宗本山として栄えた。1907年(明治40)本山は鶴見(つるみ)(横浜市)へ移転し、現在は祖院と称される。近世は黒島、剣地などは北前船(きたまえぶね)の寄港地として栄え、現在は船員の出稼ぎが多い。米作とスギ、アテ(アスナロ)の植林を主とし、織物、電気機械工業も発達している。海岸は皆月(みなづき)湾、猿山(さるやま)岬、泣き砂の琴ヶ浜などの景勝地に富み、能登半島国定公園の一部になっている。冬の季節風を防ぐ間垣(まがき)もみられ、剣地には越中守大伴家持(えっちゅうのかみおおとものやかもち)の歌碑がある。[矢ヶ崎孝雄]
『『門前町史』(1970・門前町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の門前の言及

【由良[町]】より

…三井造船由良工場も立地し,宅地造成などが進む。町域西端の白崎は美しい石灰岩の岬で,明治以降近年までセメント用に採取されていた門前の北側山麓に中生代ジュラ紀の砂岩の大露出があり,〈門前の大岩〉(天)と称される。紀伊水道に浮かぶ黒島はハマカズラの自生北限地。…

※「門前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

門前の関連キーワード和歌山県日高郡由良町門前京都府京都市東山区中之町御福の餅・御福の餠門前市を成すかつら饅頭門前[町]門前蕎麦乞食芝居能登白鳳鳥居前町市を為す南魚沼市市を成す門前払い軽物座伊勢錦糸切餅大手町御前町堀ノ内

今日のキーワード

日馬富士 公平

大相撲力士。身長186センチ、体重137キロ。1984年4月14日生まれ、モンゴル・ゴビアルタイ出身。伊勢ヶ濱部屋に所属。本名はダワニャム・ビャンバドルジ。2001年1月の初場所で初土俵、2012年1...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

門前の関連情報