心ともなく(読み)ココロトモナク

デジタル大辞泉 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ‐とも‐なく【心ともなく】

[連語]意識しないで。思わず。
「われは―その面を見しに、この女官はイイダ姫なりき」〈鴎外・文づかひ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 とも なく

心にもあらず。思わず知らず。いつのまにか。無意識に。
※長享二年正月二十二日水無瀬三吟百韻(1488)「霜おく野はら秋は暮れけり〈宗長〉 なく虫の心ともなく草かれて〈宗祇〉」

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