心ともなく(読み)ココロトモナク

デジタル大辞泉 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ‐とも‐なく【心ともなく】

[連語]意識しないで。思わず。
「われは―その面を見しに、この女官はイイダ姫なりき」〈鴎外・文づかひ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 とも なく

  1. 心にもあらず。思わず知らず。いつのまにか。無意識に。
    1. [初出の実例]「霜おく野はら秋は暮れけり〈宗長〉 なく虫の心ともなく草かれて〈宗祇〉」(出典:長享二年正月二十二日水無瀬三吟百韻(1488))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android