心ともなく(読み)ココロトモナク

デジタル大辞泉 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ‐とも‐なく【心ともなく】

[連語]意識しないで。思わず。
「われは―その面を見しに、この女官はイイダ姫なりき」〈鴎外・文づかひ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心ともなく」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 とも なく

  1. 心にもあらず。思わず知らず。いつのまにか。無意識に。
    1. [初出の実例]「霜おく野はら秋は暮れけり〈宗長〉 なく虫の心ともなく草かれて〈宗祇〉」(出典:長享二年正月二十二日水無瀬三吟百韻(1488))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む