心汚し(読み)ココロキタナシ

デジタル大辞泉 「心汚し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐きたな・し【心汚し】

[形ク]卑劣である。心が卑しい。
「いづれをも無徳ならず定め給ふを、―・き判者はんざなめりと、聞こえ給ふ」〈梅枝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心汚し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐きたな・し【心汚・心穢】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「こころぎたなし」とも ) 考え方がいやしい。浅ましい。
    1. [初出の実例]「心きたなき上達部も侍るものを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
    2. 「こころきたなき、判者なめり」(出典:俳諧・貝おほひ(1672)一〇番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android