心汚し(読み)ココロキタナシ

デジタル大辞泉 「心汚し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐きたな・し【心汚し】

[形ク]卑劣である。心が卑しい。
「いづれをも無徳ならず定め給ふを、―・き判者はんざなめりと、聞こえ給ふ」〈梅枝

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精選版 日本国語大辞典 「心汚し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐きたな・し【心汚・心穢】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「こころぎたなし」とも ) 考え方がいやしい。浅ましい。
    1. [初出の実例]「心きたなき上達部も侍るものを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
    2. 「こころきたなき、判者なめり」(出典:俳諧・貝おほひ(1672)一〇番)

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