心消ゆ(読み)こころきゆ

精選版 日本国語大辞典 「心消ゆ」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 消(き)

  1. 感情がはげしく動揺して、気が遠くなる。
    1. [初出の実例]「これは中将殿の黒髪かや、見れば目も昏(く)れ心消え、なほも思ひの増さるぞや」(出典謡曲・清経(1430頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android