忍び侘ぶ(読み)しのびわぶ

精選版 日本国語大辞典 「忍び侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

しのび‐わ・ぶ【忍侘】

  1. 〘 他動詞 バ上二段活用 〙 こらえようとしてこらえることができなくなる。多く、涙をこらえかねることをいう。
    1. [初出の実例]「かくれぬに忍わひぬるわが身哉ゐでのかはづと成やしなまし〈藤原忠房〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六〇六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android