忍び音(読み)シノビネ

デジタル大辞泉 「忍び音」の意味・読み・例文・類語

しのび‐ね【忍び音】

小声。また、ひそひそ声
「忽ち―にアッと叫びながら」〈二葉亭訳・あひゞき
忍び泣きの声。「―に泣く」
ホトトギスの、声をひそめるような鳴き声。陰暦4月ごろの初音
時鳥ほととぎす早もきなきて、―もらす」〈佐佐木信綱・夏は来ぬ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android