初音(読み)ハツネ

大辞林 第三版の解説

はつね【初音】

鳥の、その季節に初めて鳴く声。特に、鶯うぐいすについていう。 [季] 春。 《 この里の通りすがりの-かな /山口青邨 》

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

初音[竹工]
はつね

東北地方、福島県の地域ブランド。
会津若松市で製作されている。江戸時代から1965(昭和40)年頃まで、起き上がり小法師・風車とともに会津の正月をいろどる縁起物の一つとして広く親しまれた。輪切りの竹に吹き口がついているだけの小さな竹笛。福島県伝統的工芸品。

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精選版 日本国語大辞典の解説

はつ‐ね【初音】

[1] 〘名〙
① 鳥獣、虫類などが、その年、その季節に初めて鳴く声。初声。
※安法集(983‐985頃)「何処にか鹿の初音はきこゆらん萩の下葉の見まくほしさに」
② 特に、鶯(うぐいす)がその年初めて鳴く声。《季・春》
※忠見集(960頃)「うぐひすのはつねほのかにあしひきのやまべとびいづる声きこゆなり」
③ 香木の名。分類は新伽羅(きゃら)。香味は辛。一木三銘の伝説で著名。
※俳諧・犬子集(1633)三「何れきかん伽羅の初音と時鳥〈堅結〉」
[2] 「源氏物語」第二三帖の巻名。源氏三六歳の正月。源氏の、六条院と二条院の御方々への年賀回り、臨時客男踏歌(おとことうか)などを中心に、新年の六条院のはなやかさを描く。玉鬘十帖の第二。

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