忠実忠実・実実(読み)まめまめしい

精選版 日本国語大辞典 「忠実忠実・実実」の意味・読み・例文・類語

まめまめ‐し・い【忠実忠実・実実】

〘形口〙 まめまめし 〘形シク〙
① ひじょうにまじめである。ひじょうに誠実である。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「あはれにまめまめしうの給ふを」
実生活に必要である。実用的である。
源氏(1001‐14頃)澪標「おぼしやる事も、ありがたう、めでたきさまにて、まめまめしき御とぶらひもあり」
③ 身軽によく働くさまである。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四「心を尽して忠実忠実(マメマメ)しくかしづくさまのいぢらしさに」
まめまめし‐げ
〘形動〙
まめまめし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android