怖顫(読み)おどふるう

精選版 日本国語大辞典 「怖顫」の意味・読み・例文・類語

おど‐ふる・う ‥ふるふ【怖顫】

〘自ハ四〙 (「おどぶるう」とも)
① こわさや悲しさのためにふるえる。
浄瑠璃釜淵双級巴(1737)中「涙に声もおど震(ブル)ひ、『とと様、私(わし)はほんのかか様に逢ひたい』」
② 寒さのためにふるえる。
随筆癇癖談(1791か)下「おどふるふ鼻のさき、太脛(ふとはぎ)など、鮪(しび)色に凍(こご)えて寒げなり」

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