癇癖談(読み)くせものがたり

改訂新版 世界大百科事典 「癇癖談」の意味・わかりやすい解説

癇癖談 (くせものがたり)

〈かんぺきだん〉ともいう。近世後期の小説。上田秋成作。2巻。1791年(寛政3)ころ書かれ,没後の1822年(文政5)に刊行された。《伊勢物語》のパロディの体をとって書かれた戯文小説で,24の小話からなり,滑稽な自注が施されている。社会の風俗医者学者など人物生態が,古典に付会する軽い毒を含んだ笑いによって風刺されており,作者の自己批評をもってしめくくられる。モデルとなった人物も具体的に指摘されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 中村

世界大百科事典(旧版)内の癇癖談の言及

【癇癖談】より

…〈かんぺきだん〉ともいう。近世後期の小説。上田秋成作。2巻。1791年(寛政3)ころ書かれ,没後の1822年(文政5)に刊行された。《伊勢物語》のパロディの体をとって書かれた戯文小説で,24の小話からなり,滑稽な自注が施されている。社会の風俗や医者・学者など人物の生態が,古典に付会する軽い毒を含んだ笑いによって風刺されており,作者の自己批評をもってしめくくられる。モデルとなった人物も具体的に指摘されている。…

※「癇癖談」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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