怜野集(読み)レイヤシュウ

デジタル大辞泉 「怜野集」の意味・読み・例文・類語

れいやしゅう〔レイヤシフ〕【怜野集】

江戸後期の歌集。12巻。清原雄風編。文化3年(1806)刊。万葉集および勅撰集などから集めた秀歌約1万5000首を、四季・恋・雑に類題して収録したもの。初学者に広く活用された。類題怜野集。

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精選版 日本国語大辞典 「怜野集」の意味・読み・例文・類語

れいやしゅうレイヤシフ【怜野集】

  1. 江戸後期の類題和歌集。一二巻。清原雄風編。文化三年(一八〇六)刊。中古以来の秀歌およそ千首を集め、四季・恋・雑などに分類した書。縮冊本に「掌中怜野集」(文化四年刊)がある。類題和歌怜野集。

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世界大百科事典(旧版)内の怜野集の言及

【清原雄風】より

…その後江戸に移住,加藤千蔭らと親交を結び,もっぱら詠歌に意を用いる。雄風編の類題和歌集《怜野(れいや)集》は,江戸を中心に広くおこなわれ,歌壇に活況をもたらすと同時に,雄風の歌名をも大いに高めた。家集に《清原雄風歌集》がある。…

※「怜野集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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