和歌を集め編集したもの。多人数の歌を集めた撰集(せんじゅう)と、個人の家集(いえのしゅう)(私家集)とに二分できる。また撰集は、勅命により編集された勅撰集と、それ以外の私撰集とに区分され、家集にも作者の自撰集と、遺族などによる他撰集との区別がある。勅撰和歌集の始めは『古今和歌集』であり、『万葉集』は現存する最古の私撰集である。また『万葉集』の左注によると、『類聚歌林(るいじゅうかりん)』(山上憶良(やまのうえのおくら)編)、『古集』などの撰集、『柿本朝臣人麻呂(かきのもとのあそみひとまろ)歌集』『笠朝臣金村(かさのあそみかなむら)歌集』などの家集の先駆的なものが、すでに8世紀ごろ編集されていたことがわかる。家集の概念は変化しているが、『赤光(しゃっこう)』(斎藤茂吉)などは自撰家集に該当し、『昭和万葉集』などは私撰集にあたる。
[橋本不美男]
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...