勅撰集(読み)チョクセンシュウ

世界大百科事典 第2版の解説

ちょくせんしゅう【勅撰集】

天皇または上皇の命令により,撰者が指名され,組織的な詩集,歌集として編集,奏上された漢詩集,和歌集をいう。古代中国では古くから勅命によって撰じられたものがあり,現存のものでは唐代の《初学記》《五経正義》などがある。日本でも奈良時代の《日本書紀》や平安初期の《令義解(りようのぎげ)》などがそれである。ただし,〈勅撰集〉ととくに称されるのは,あとに述べるような漢詩集や和歌集の場合である。勅撰漢詩集は,漢風謳歌の時代といわれる平安初期に,勅撰三集と総称される三つの集が編まれた。

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大辞林 第三版の解説

ちょくせんしゅう【勅撰集】

天皇・上皇などの命により、編纂された歌集・漢詩文集。
特に、勅撰和歌集のこと。

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