勅撰集(読み)ちょくせんしゅう

精選版 日本国語大辞典の解説

ちょくせん‐しゅう ‥シフ【勅撰集】

〘名〙 勅命によって作られた和歌や漢詩文などの集。ふつう、勅撰和歌集をさす。
※吾妻鏡‐文永二年(1265)一〇月一八日「兵部大輔範忠朝臣又下着。依御産无為事也。但内々各依勑撰集事云々」

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょくせんしゅう【勅撰集】

天皇または上皇命令により,撰者が指名され,組織的な詩集,歌集として編集,奏上された漢詩集,和歌集をいう。古代中国では古くから勅命によって撰じられたものがあり,現存のものでは唐代の《初学記》《五経正義》などがある。日本でも奈良時代の《日本書紀》や平安初期の《令義解(りようのぎげ)》などがそれである。ただし,〈勅撰集〉ととくに称されるのは,あとに述べるような漢詩集や和歌集の場合である。勅撰漢詩集は,漢風謳歌の時代といわれる平安初期に,勅撰三集と総称される三つの集が編まれた。

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