思い忍ぶ(読み)おもいしのぶ

精選版 日本国語大辞典 「思い忍ぶ」の意味・読み・例文・類語

おもい‐しの・ぶおもひ‥【思忍】

  1. 〘 他動詞 バ四・バ上二 〙
  2. 心の中でこらえる。外にあらわさないでがまんする。
    1. [初出の実例]「つれなきを思ひしのぶのさねかづらはてはくるをもいとふなりけり〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七八七)
  3. 過去のことや人を思い起こして、なつかしく思ったり、慕ったりする。
    1. [初出の実例]「ありがたう、心さへ人に似ぬところのものし給ひけるよと、深う思しのび給ふままに」(出典:浜松中納言物語(11C中)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む