精選版 日本国語大辞典 「思い込める」の意味・読み・例文・類語
おもい‐こ・めるおもひ‥【思込・思籠】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]おもひこ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 心中にかくす。外に表わさないで、心中に深く思う。- [初出の実例]「恋しきも思こめつつある物を人に知らるる涙なに也〈平中興〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七二二)
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...