精選版 日本国語大辞典 「思し置く」の意味・読み・例文・類語
おぼし‐お・く【思置】
- 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「おもいおく(思置)」の尊敬語 )
- ① 心に決めておかれる。前もってお考えになる。
- [初出の実例]「猶びんなき物におぼしおきたるなめりかし」(出典:落窪物語(10C後)三)
- ② 気におかけになる。あとに心を残される。
- [初出の実例]「ただかの人ばかりを、ありけりとおぼしをかれなんを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...