思し設く(読み)おぼしもうく

精選版 日本国語大辞典 「思し設く」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐もう・く‥まうく【思設】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「おもいもうける(思設)」の尊敬語 ) 前々から配慮、用意をなさる。予期なさる。
    1. [初出の実例]「かくて宮におはしましつきて、年ごろおぼしまうけたりし所に据ゑて、七日七夜、豊の明かりして打ち上げあそぶ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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