思の煙(読み)おもいのけむり

精選版 日本国語大辞典 「思の煙」の意味・読み・例文・類語

おもい【思】 の 煙(けむり・けぶり)

  1. ( 「思ひ」の「ひ」を火にかけていう ) 人を激しく思いこがれるのを、火をたくのにたとえていう。また、その煙。
    1. [初出の実例]「空にみつ思ひの煙雲ならばながむる人の目にぞ見えまし〈少将更衣〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)恋五・九七二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android