思ひ休む(読み)オモイヤスム

デジタル大辞泉 「思ひ休む」の意味・読み・例文・類語

おもい‐やす・む〔おもひ‐〕【思ひ休む/思ひ息む】

[動マ四]心にかけなくなる。
「おしてる難波なにはの国は葦垣あしかきりにし里と人皆の―・みて」〈・九二八〉

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精選版 日本国語大辞典 「思ひ休む」の意味・読み・例文・類語

おもい‐やす・むおもひ‥【思休・思息】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 思い出すことをしなくなる。心にかけなくなる。
    1. [初出の実例]「押し照る 難波(なには)の国は 葦垣(あしかき)の 古りにし郷(さと)と 人皆の 念息(おもひやすみ)て つれも無く ありし間に」(出典万葉集(8C後)六・九二八)

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