思らく(読み)おもえらく

精選版 日本国語大辞典 「思らく」の意味・読み・例文・類語

おもえ【思】 らく

(「らく」は完了の助動詞「り」のク語法) 思っていることには。考えるには。おもわく。おむみらく。
書紀(720)舒明九年是歳(寛文版訓)「蝦夷(えひす)以為(オモヘラク)軍衆(いくさひと)猶多(さは)なりと」

おもほゆ‐らく【思らく】

(動詞「おもほゆ(思)」のク語法) 自然に思われること。
万葉(8C後)一二・三一九一「よしゑやし恋ひじとすれどゆふま山越えにし君が御念良国(おもほゆラくに)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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