恍然(読み)コウゼン

デジタル大辞泉 「恍然」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜん〔クワウ‐〕【×恍然】

[ト・タル][文][形動タリ]心を奪われてうっとりするさま。
「吾を忘れて―と机によりかかりし折しも」〈露伴露団々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恍然」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜん クヮウ‥【恍然】

〘形動タリ〙 心がうっとりとしているさま。恍惚(こうこつ)
※蕉堅藁(1403)喜諒信元至「同袍別後夢相思、乍見恍然驚且疑」 〔呉船録‐九月丙寅条〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android