恨み侘ぶ(読み)ウラミワブ

デジタル大辞泉 「恨み侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

うらみ‐わ・ぶ【恨み×侘ぶ】

[動バ上二]恨み悲しむ。
「―・び干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ」〈後拾遺・恋四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恨み侘ぶ」の意味・読み・例文・類語

うらみ‐わ・ぶ【恨侘】

  1. 〘 他動詞 バ上二段活用 〙 恨み悩んで、心を痛める。恨んでつらい気持になる。また、恨めしい心に堪えかねる。ひどく恨んで、恨み続けることにも疲れる。
    1. [初出の実例]「恨みわび胸あきがたき冬の夜に又さしまさる関の岩かど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android