情に刃向かう刃なし(読み)なさけにはむかうやいばなし

精選版 日本国語大辞典 「情に刃向かう刃なし」の意味・読み・例文・類語

なさけ【情】 に 刃向(はむ)かう刃(やいば)なし

  1. 情をかけられると、だれもはむかうことができない。仁愛に対しては反抗しようがない。仁者に敵なし。
    1. [初出の実例]「情に刃(ハ)向かふやいばなし。腹十文字にかき切って首を御辺に参らすと」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)

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