精選版 日本国語大辞典 「仁愛」の意味・読み・例文・類語
じん‐あい【仁愛】
〘名〙 思いやり深くめぐみをかけること。人をあわれみいつくしむこと。慈愛。
※続日本紀‐養老五年(721)七月庚午「故周孔之風、尤先二仁愛一、李釈之教、深禁二殺生一」 〔漢書‐董仲舒伝〕
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…その漢語の原義からすれば,〈徳〉は〈得〉に通じ心に得るものと解され,転じて人間の品性が人の道にかなったあり方に仕上げられ高められてあることを意味する。その限りでは,18世紀イギリスのモラリストたちが重視した仁愛benevolenceが最も基本的な徳である。一般的にいえば,人間が単なる動物的存在から脱して,動物的でもあるが同時に理性的でもあるという真の人間らしさ,人間としての優秀性を体得している状態が徳である。…
※「仁愛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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