惟房公記(読み)ただふさこうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「惟房公記」の意味・わかりやすい解説

惟房公記
ただふさこうき

室町時代末期,内大臣万里小路惟房の日記。現在,自筆を含め,永正9 (1512) ~永禄7 (64) 年の記事が伝存しているが,途中欠脱が多い。皇室衰微,幕府権力の衰退の状況,あるいは京都内外の戦乱についての記述は注目される。

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