愁を掃う玉帚(読み)うれえをはらうたまははき

精選版 日本国語大辞典 「愁を掃う玉帚」の意味・読み・例文・類語

うれえ【愁】 を 掃(はら)う玉帚(たまははき)

(蘇軾の詩、飲酒「応詩鉤。亦号愁帚」による) 飲めばうれいを忘れるところから、酒の徳を賞していう語。転じて、酒の称。
浄瑠璃栬狩剣本地(1714)四「およそ酒には威徳あり。うれへを払ふ玉ははき、詩を釣る釣針。思ふことなく、折ることなし」

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