…しかし,大火後の江戸には復興事業のために大量の労働人口が地方から流入しており,そうした人々を対象として飯を売る煮売屋ができたことも考えられる。寛文(1661‐73)ころから〈けんどんそば切り〉ができ,それにならった〈けんどん飯〉〈食慳貪(めしけんどん)〉は上方でも見られるようになった。〈けんどん〉は慳貪,倹飩,見頓などと書き,語源については諸説があり,山崎美成(よしなり)と滝沢馬琴が〈けんどん争い〉と呼ばれる有名な論争をしているが,〈けんどん酒〉といった用例から考えて,盛切りにしたものを,物惜しみするとか,無愛想だという意味で〈慳貪〉と称したようである。…
※「慳貪飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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