憧れ歩く(読み)アクガレアリク

デジタル大辞泉 「憧れ歩く」の意味・読み・例文・類語

あくがれ‐あり・く【憧れ歩く】

[動カ四]何かに心をひかれ、家を出てさまよう。浮かれまわる。
「かかる空のけしきにより、風のさきに―・き給ふもあはれに見ゆ」〈野分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「憧れ歩く」の意味・読み・例文・類語

あくがれ‐あり・く【憧歩】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「ありく」は、歩きまわる意 ) なにかに心ひかれて、あちこち歩きまわる。ふらふらと浮かれまわる。
    1. [初出の実例]「今日かかる空のけしきにより、風のさきにあくがれありき給ふも、あはれに見ゆ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)野分)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む