懐中筆(読み)かいちゅうふで

精選版 日本国語大辞典 「懐中筆」の意味・読み・例文・類語

かいちゅう‐ふで クヮイチュウ‥【懐中筆】

〘名〙 柄を短くして、ふところにはいるように作った小型の筆。〔詞葉新雅(1792)〕

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「懐中筆」の解説

懐中筆
(通称)
かいちゅうふで

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
清和源氏懐中筆
初演
正徳5.11(大坂・嵐三十郎座)

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世界大百科事典(旧版)内の懐中筆の言及

【万年筆】より

…インキはスポイトによる注入,あるいはゴムチューブとレバーを利用した吸入などの方式があったが,最近はインキの入ったカートリッジを交換するスペア式がほとんどである。 日本では,筆を携帯する矢立(やたて)が一種の墨汁貯蔵装置であり,1828年(文政11)には鉄砲鍛冶の国友眠竜(藤兵衛)が,青銅の管とねじを使用し,管内の墨が筆先の出しかげんによって調節されて供給される〈懐中筆〉を発明している。そして85年にも同様のものが〈万年筆(まんねんふで)〉として発表されているが,いずれも普及しなかった。…

※「懐中筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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