所に付く(読み)トコロニツク

デジタル大辞泉 「所に付く」の意味・読み・例文・類語

ところ・く

その場所にふさわしくする。
「―・けたる御贈り物どもささげ奉り給ふ」〈若紫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 倶舎 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「所に付く」の意味・読み・例文・類語

ところ【所】 に 付(つ)

  1. その場所に相応する。その場にふさわしくする。
    1. [初出の実例]「倶舎の頌(ず)など誦しつつありくこそ、所につけてはをかしけれ」(出典枕草子(10C終)一二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android