手もない(読み)てもない

精選版 日本国語大辞典 「手もない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 も ない

  1. とるに足りない。わけもない。つまらない。造作もない。
    1. [初出の実例]「なんの手もないとったり相撲 力紙一枚二まい露ちりて」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第四)
  2. とりつくすべもない。また、人を小馬鹿にする。
    1. [初出の実例]「『人の家来になる事は嫌だ、きらひだ、と帰ったらさう云って下さい。ほんに御太儀だの』『ソリャ手もない挨拶だ』」(出典:歌舞伎・猿若万代厦(1786)三立)
  3. 疑いもない。間違いない。
    1. [初出の実例]「春風殿が殺したも同前、手もない人殺しといふものさ」(出典:歌舞伎・毛抜(1742))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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