デジタル大辞泉 「手握る」の意味・読み・例文・類語 た‐にぎ・る【手握る】 [動ラ四]1 手を握る。こぶしを握る。「面忘れだにも得すやと―・りて打てども懲りず恋といふ奴やっこ」〈万・二五七四〉2 手に握る。「猟弓さつゆみを―・り持ちて」〈万・八〇四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手握る」の意味・読み・例文・類語 た‐にぎ・る【手握】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 手をにぎる。こぶしを握りかためる。[初出の実例]「面忘れだにもえすやと手握(たにぎり)て打てども懲りず恋といふ奴(やっこ)」(出典:万葉集(8C後)一一・二五七四)[ 2 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 手ににぎる。にぎる。[初出の実例]「ますらをの 男さびすと 劔太刀(つるぎたち) 腰に取り佩(は)き さつ弓を 多爾伎利(タニギリ)持ちて」(出典:万葉集(8C後)五・八〇四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例